リアルな夢②

朝、目が覚めると泣いていた。せかちゅうの話ではない。
とてつもなくリアルな夢を見た。というか、誰かの記憶を見せられたというのが正しいと思えるくらい、設定がリアル過ぎて、少し怖い。全然知らない人がたくさん出てきて、一人一人にきちんと現実では知らない顔と名前が明確に存在していた。
だいたい期間にすると1年くらい(中心の話は2週間ぐらいのもの)の話しだったが、粗筋を書いてみたい。
大学の映研サークルで、自分は部長のような役職。最終的に泣いた時点を現在とすると、2週間前、仲のいい同期生からシナリオを書くための原案を受け取り、それを膨らませてシナリオを書くことになった。原案を受け取ったその日、かわいがっている少々できの悪い後輩連中をお姉ちゃんのいる飲み屋に連れて行き、酔いつぶれてしまい、そこで受け取った原案を紛失してしまう。その一週間後、後輩たちは一本お粗末なシナリオを書き上げてくる(最終的には、これは盗まれた原案を元に作られたシナリオだと発覚する)。自分は、原案を失くしてしまった事を友達に隠して、あたかもあるように振る舞いながら独自にシナリオを作ろうとするが、うまく行かない。そして現在の1日前、サークル連中に連絡事項を電話していたら、後輩がシナリオ案を盗んだらしいというニュアンスの話を聞いてしまう。翌日(現在)、サークルの溜まり場で、自分を中心にくだらない話をワイワイしていた時、後輩の一人を問い詰めたところ、ついに白状。自分は主犯の一番かわいがっていた後輩を、一発殴ると宣言。そしてなぜか、そいつがもうすぐ来ることを自信満々に予言(自分が来そうだと感じると、いつもその相手が必ず来るというジンクスが、自分にはあるらしい)。サークルメンバーは信じないが、突然、その後輩が父親と一緒に現れた。話を聞くと、後輩は癌のため、大学を辞めて地元に帰るため親と一緒に挨拶に来たという(そういえば、1年前に後輩の兄弟が癌で入院しているところへお見舞いに行ったことがあった。自分は、後輩の家族とも親しかった)。殴ろうとしていた自分は、病気を黙っていたり、嘘をついていた後輩を責めて殴ろうとするが、結局大泣きしながら後輩と抱き合ってしまう。泣いている周りで、友だちが告白。原案を盗まれたのは本人もすでに知っていて、たいした案ではなかったので、少し自分の反応を見たり、からかう意味で黙っていたとのことだった。
そこで泣きながら目覚め。なんとも言えない気分。全然知らない人が20人以上出てきたのに、それぞれ顔と名前、性格・服装などがリアルに表現(?)されていて、自分はその個々の人たちととても親密という感覚。現時点では、登場人物の似顔絵さえもかけるくらい覚えている。何なんだろうか??寝ている間に、誰かとシンクロして、その人の記憶を覗いてしまったのか??
立て続けに、奇妙な夢を見てしまう自分が怖い!怖いので②の登場人物の名前は記録しない。そのうち忘れると思う...というか、忘れて!!