フレッドが教えてくれた仕事でいちばん大切なこと

この「フレッド」という人は、アメリカの郵便配達人。本を読んでいると、どうしても日本の郵便配達人の友人のことが頭に浮かんでくる。この友人も、間違いなく「フレッド」のひとりに違いない。
本の内容はまあまあなのだが、翻訳がいまいちなため読みづらい。原語に忠実な翻訳なのかもしれないが、もう少し日本語の文章の流れに合わせた翻訳が必要なのではないかと思う。日本人に読みやすく、かつ原語の内容に忠実な翻訳をして欲しいものだ。そのためには、著者と何度となく内容確認が必要となるだろうが、それこそが「フレッド」的翻訳だと思う。そういう意味で、この本の評価は低いものにならざるを得ない。